松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

表(オ)

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文化二正月廿七日
俳諧之連歌


窻覗く梅や香も伽花も伽
 正午の日さし餘寒なき家
鮒鱠包丁つくし酢の利て
 先荷に馴し男添たり
薄曇去れとも是はハ雨ならす
 けふもきのふも実秋の月
考て名もそれ/\の鶉篭
 露に露垂る朝の勢ひ