松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

第1回 真田文藝研究会を開催しました

第1回 真田文藝研究会を開催しました

第1回真田文藝研究会活動報告

〇2012年11月10日(土)
午後2:00~3:30 記念講演会井上敏幸氏「真田幸弘と大名俳諧」

これまで雑俳と呼ばれてきた庶民の俳諧と大名の点取り俳諧が同根で同じ位相にあること、真田幸弘をはじめとした大名江俳諧(点取俳諧)が、実は蕉風誹諧の大きな担い手であったことなど従来の俳諧史観の見直しを迫る講演を拝聴しました。

 

午後3:30~5:00 真田宝物館「文人大名真田幸弘とその時代展」見学

同館学芸員山名さゆり氏の展示解説をお聴きしながら、前期展示と入れ替えの後の文藝資料中心の展示を見学しました。真田幸弘の和歌の師系にあたる日野資枝関連のものやおゆかさんが幸弘公に贈った書簡や算賀の「杖」の袋(ゆかの和歌を書き入れたもの)など興味深い展示でした。

 

〇2012年11月11日(日)午前9:30~午後3:00 真田宝物館資料調査

『種卸』『接穂の梅』『詭遇駟』、及び同館「書籍分類目録」で、「俳句集」などとしてある書名未詳の書籍を中心に調査しました。