蝶かろくはね元結に戯れて | 霍林 |
眼鏡にいとゝ凄い御局 | 三遥 |
煤掃けは最ふ正月の来た心 | 雪江 |
大晦日の獅子も草鞋 | 鶴林 |
中にも此松社よき城かまへ | 葵光 |
奉行の役義情知らでは | 仝 |
髪薙て佐香保ハ法にみなれ棹 | 湖秋 |
蓮を見に来て琵琶も聞く寺 | 仝 |
放ちやる魚は凉しけ昼の月 | フ |
高良の神そいはん皺尉 | 葵光 |
御利運の恐悦下戸も酒中仙 | 湖秋 |
兎狩出す極寒の山 | 三遙 |
能く寄りてあたり給へと榾拙火焚く | 鶴林 |
清書誉れはしやんと割膝 | 雪江 |
- 作者(連衆)
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