ほらふならこふ死たいと涅槃像 | 斗涼 |
よい年をして後家のおしやらく | 白日 |
眼に立し派手な浴衣も温泉場の常 | 梅彦 |
餅と酒とは食のはらから(兄弟) | 笑口 |
時鳥いくら啼いても大鼾 | 梅足 |
千本松に一夜検校 | 雲牙 |
秤有三人寄て? (見えず) | 白日 |
未しろの人の抜ぬ突出し | 環川 |
天然に持愛敬は身の宝 | 梅彦 |
七十若く紫の衣 | 斗涼 |
禁断の場所を除ケ/\鷹据て | 笑口 |
甲州路からゑちをちと鍋 | 雲牙 |
月影につと?りと仕舞ふ蕎麦筵 | |
つまる日脚に露の隙なし |
- 作者(連衆)
- 雲牙・白日(真田幸弘)・斗涼・梅彦・笑口・梅足・環川