子福者の秋に追るゝ濯き物 | 環川 |
木地から知た醫師を仲人 | 白日 |
願ほときかけて見合の神供 | 笑口 |
藍瓶めきし十六の井戸 | 梅彦 |
酢のかゝる梅に水乞ふ鳥の聲 | 梅足 |
舞楽に雨のおしけなく降 | 雲牙 |
中堂を?ひ?ふすり火打 | 環川 |
勤揚りの草履苦にする | 斗涼 |
恥合ふて寒いと言ぬ月の貌 | |
無利な御所望琵琶で長唄 | 梅足 |
居なからに網引の身ゆる浜屋敷 | 斗涼 |
むさんや下戸は小共あしらい | |
そこか花笑上手の逢度に | |
東風さら/\と渡る懸注連 |
- 作者(連衆)
- 白日(真田幸弘)・環川・笑口・梅彦・梅足・雲牙・斗涼