不夜城の夜は元日斗なり | 梅足 |
他人と見へぬ女主従 | 環川 |
敵持ツ身はさま/\にへり下り | 梅彦 |
土場の懸札後座ハ軍談 | 白日 |
鉄鉢は諸色出家の無尽蔵 | 笑口 |
産んた母さへ髭にあきれる | 斗涼 |
料理まで仕舞て隙な宵節句 | 雲牙 |
呑ンてころりと邯鄲の夢 | 白日 |
止めたのか嘘から見やれ廓通ひ | 梅足 |
染木は表裏に有る聟 | 笑口 |
歯のぬけた声から先へ田植唄 | 雲牙 |
三日遊んて買あてし馬 | 環川 |
真黒な雲か折ふし宵の月 | |
芭蕉の雨に傘の音 | 梅足 |
- 作者(連衆)
- 白日(真田幸弘)・環川・梅彦・笑口・斗涼・雲牙・梅足