松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

表(オ)

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孫康や車胤はいかに窓の月
 秋を訪合ふ詩大工の友
霧込の中もいとわす杖曳て
 後は堤前は入海
何所迄も地を這ふて行松一木
 時雨の雲の西へかくれて
たつた今引て来た菜に霜白し
 隣つからの中の睦し