廓見て□□□□@(虫損)@ける風の中鳳巾 | 白日三 |
母の杖なるひとり生娘 | 太路二 |
朝五ツかきりにかね加持の込合て | 陸馬二 |
油徳利に惜しき染付 | 貫環三 |
田へ近く棟の菖蒲の水鏡 | 立葵二 |
きうくつらしき馬の尿寝姿 | 簣十三 |
ぬれものゝ上手其癖弱弓にて | 梅足三 |
靄に包し犬山の城 | 陸馬 |
君速く故郷へ帰る錦とそも | 白日四 |
桜に七日夜はをしらぬ閨 | 太路三 |
流浪の音頻にたかく残朧月 | |
二階から御意白魚の纚 | 梅足四 |
しかつてもにこ/\とのみ柔和者 | 陸馬四 |
思はぬ人と□□@(虫損)@合する |
- 作者(連衆)
- 白日(真田幸弘)・太路・陸馬・貫環・立葵・簣十・梅足