画像を拡大する 文化二年乙丑暮春十日 俳諧之連歌 下駄の歯の跡媚かし軒桜 二羽つれ遊ぶ簪の蝶 〓朧月さすかに里ののとけくて 旅めく路の十里からはや 帯すれの片面に見ゆる革財布 切倒したるまゝの大木 凩の掃よせけらし村落葉 耳に覚の人の咳