画像を拡大する ぬけたりなあはれ清水の片艸鞋 真昼しきりに声高き蝉 稀人に古び花団扇やまいらせて 畳の縁に些長き藝塵 晩鐘の近い日もあり遠き日も 今昇る月しはしいさゆやふ 林枝々と小鳥の羽音凉しき ものよく乾く秋の初風