画像を拡大する 文化二年六月廿日 俳諧之連歌 白雨や壁に凉しき日の匂 髭篭の竹に色栄し瓜 伶人の皆それ/\にそらそきて 幕の片足を残持し棒松 家鳩の百羽か百羽一群に そゝろ取たる瓦漆喰 かゝるかと思へハ晴るゝ月の雲 いまた扇の忘られぬ頃