とハ思へとも八朔の雪見連 | 白日 三 |
手に手を添る舩の附さし | 万年 三 |
聞く人も汐時になる小夜鵆 | 簣十 二 |
一月置に出るかセウケラ | 雲牙 二 |
牡丹餅に男世帯の惣掛 | 梅足 三 |
百万篇の果ハ中略 | 万年 四 |
初雁や十六丈の?鼻の先 | 太路 三 |
月のあなたにたかき沓音 | 陸馬 三 |
黄金と相撲の曠ハ真裸 | 梅彦 三 |
妖怪なとゝ沙汰の有る美女 | 太路 四 |
紫の被をねだる江戸の伯父 | 菊武 三 |
置た眼鏡のふと見へぬ事 | 陸馬 四 |
蝶ひとつはやしつて来る花一樹 | フ |
水かけろふの軒にちらほら | フ |
- 作者(連衆)
- 白日(真田幸弘)・万年・簣十・雲牙・梅足・太路・陸馬・梅彦・菊武