画像を拡大する 文化二年乙丑閏八月十七日 俳諧之連歌 枝付のちなみを繋く鳴子哉 五風静に暮急く月 旅人の小笠脚絆も秋寂て 手をうつ音は誰を呼らん 柱迄丈夫作りの五寸角 柄杓の柄にも霜そしらるゝ 掃寄る木葉の音も箒先 遠寺の鐘の数も分らす