松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

裏(ウ)

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三韓を三百歳の一掴ミ 僊哦
 上廻り舞臺に腰の釣合  兎秀
年明の言葉にハまた尾か見へえて 白日
 心憎さは?閨の常釜  梅足
中庭に白斑の鷹の雪の梅  其漣
 子に笑るゝ朝の生酔 成孚
真昼も凉風誘ふ橋の月  フ

 象の通つた跡を小普請 如圭
饅頭を禿か口へほふはらせ  春眠
 真綿て首の異見する妻 僊哦
千両の封を切らせる春の風  兎秀
 野惣懸ク支?度?花共やかゝよし  フ
ぬす?ミし雉子に菜種のまた動き 白日
 唐と大和の古き絵襖  フ
作者(連衆)
白日(真田幸弘)・僊哦・兎秀・梅足・其漣・成孚・如圭・春眠