松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

表(オ)

画像を拡大する

家ちかく鳴立つ雉や朝のほと


 堰の草に余る雪解
長閑なる空に遠路誘れて
 先かひやりぬ写書もの
見晴の高き所の風の尚
 久しき沙汰の新地開発
暮の月囲爐裏に渋茶こと/\と
 飛て竈馬の髭の長さよ