這かゝる貰ひ笑に立とまる | 三楽 |
先も承知の鼠鳴をする | フ |
思ふ恋琴と尺八との隣同士 | 子絃 |
引出物にて見たる國行 | 如圭 |
覆とる空はたま/\冬牡丹 | 有斐 |
碁による顔の連哥にも寄 | 牛如 |
牛嶋のむこふ今戸は浅間山 | 午睡 |
壱分ひらりと鯉の俎板 | 芦風 |
不拍子に拍子きかする牽頭持 | 梅足 |
白眼は白眼かへすうき中 | フ |
うつくしく源平香の敵身方 | 馬隠 |
あれても角かあるか鹿の音 | 雲牙 |
雨風の能調て月の秋 | フ |
山の屋鋪は艸の花原 | フ |
- 作者(連衆)
- 三楽・子絃・如圭・有斐・牛如・午睡・芦風・梅足・馬隠・雲牙