水かゝみ

『水かゝみ』　写本　東京大学総合図書館洒竹文庫　洒3644

書誌

大本三巻三冊　写本

天巻

縦27.1㎝横20.5㎝　銀鼠布目地表紙　76丁「水かゝみ　天」珠成序　杉雨付言

地巻

縦27.1㎝横20.3㎝　銀鼠布目地表紙　34丁「水かゝみ　地」内題「句藻」

人巻

縦27.1㎝横20.1㎝　銀鼠布目地表紙　67丁「水かゝみ　雪月花　人」衆烏序　雄窗何焉跋　邀月楼画

天巻は、宝暦13年(1763)から安永７年(1778)までの菊貫の発句を掲載したもの。

地巻は、明和・安永年間の月村所米徳発句を類題掲載したもの。天巻とは別筆である。

人巻は、江戸座宗匠の肖像画に句を付したもの。間に、雪月花として、春歌仙（衆烏）、夏歌仙（雄窗何焉）、秋歌仙（沾兆）を挿入する。