昼遊間のぬけて来る雲晴て | 貫環三 |
年若もある赤穂浪人 | 陸馬二 |
関守の眠をさます青嵐 | 牛如三 |
三日ねらつて打当る鷺鷲 | 「梅足四 |
仰?篭の赤武士龍丹か風邪引て | 陸馬三 |
日枝贔屓する児も我山 | 牛如四 |
揚貝の遠く響てはなれ馬 | 花足四 |
全く稜て積に汗をする笈 | 「陸馬四 |
桶伏や植た桜も葉に成に | 「白日四 |
爪弾幽憎い春雨 | 貫環四 |
ほろゝ打雉子に驚く震嫌ひ | 菊武三 |
蜆の腹を減らす義仲寺 | 牛如五 |
暮遅くはや見へ始る三日の月 | |
不調法なる銭のあつかひ |
- 作者(連衆)
- 菊武・花足・梅足・牛如・陸馬・貫環・白日(真田幸弘)