土出代に名取のおさん馬て来て | 菊武 八 |
殊に水姓姉は川竹 | 菊貫 八 |
盃も護符の手もと静なり | 惠風 八 |
蟇目の弓も神のあつかひ | 花足 七 |
旭さす@簾@を隔て冬の梅 | 「菊武 九 |
傳受の茶の湯僧の曠レわさ | 「如圭 九 |
あの人数是ハ/\のよし野丸 | 花足 八 |
望にも消す淡雪か店 | 「菊貫 九 |
振ふ厨幮裾に枕のあたる音 | 「春眠 九 |
よい娵取て若くなる母 | 「惠風 九 |
鎌倉の旅ハ日鉄漿に櫛けつる | 子弦 八 |
いま月の入雲の横筋 | |
釣瓶から冷りと浴て九字修行 | 子鷹 六 |
美しきもの秋のはつ霜 |
- 作者(連衆)
- 菊貫(真田幸弘)・菊武・惠風・花足・如圭・春眠・子弦・子鷹