落雲ハ不二に禿ハ三穂の春 | 春眠 |
螺食舎か浮名反吐と傘 | 白日 |
寺涼し花の君子の風薫る | 花足 |
馬と四?睡にころり供待 | 簣十 |
脇能か済て静な鬟もの | 成孚 |
和睦此かた多い生酔 | 其漣 |
百年は慾の眼のあらつもり | 惠風 |
金真ツ青に石のからふと | 子弦 |
悠/\と大商人の懐手 | 春眠 |
祭り見る子の頰に強飯 | 如圭 |
禁行の池に盛の花蒪 | 惠風 |
三里回れハ里近うふなる | フ |
桂男の顔あり/\と清け也 | フ |
吹散り残る七夕の哥 | フ |
- 作者(連衆)
- 白日(真田幸弘)・春眠・花足・簣十・成孚・其漣・惠風・子弦・如圭