松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

名残裏(ナウ)、句上

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不沙汰した言分になを連て来て 川子
 冨士から先へ見せる新宅
剃髪の物好替る頭陀袋  馬隠
 牛に乗ては暑い夏の日  雲牙
閑古鳥心筑紫も筆の艶  雲和
 物にからりの独旅する  梅足
色と香をかたみに花の品定
 賑わふ門の□□□□(綴込みのため不見)

判者甲乙

鶴山子 立葵   59
馬隠   33
環川子  26
升来子 御    63
立葵   47
馬隠   41
冬央子 雲牙   113
立葵   54
梅足   49
鶴媛子 御    62
雲和   39
雲牙   39
亀文子 雲牙   58
御    48
馬隠   35
作者(連衆)
梅足・雲和・雲牙・馬隠・菊貫(真田幸弘)・川子
点者
亀文子・鶴媛子・冬央子・升来子・鶴山子