松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

名残裏(ナウ)

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本堂に凉しい風か捨て有る 四蘿道
 日和を誉むる府中海道 五仝
ぼくうだらのかゝらぬ体て?鴦駕 四霞外
 行くなの異見糠に打釘 五仝
御兜を召せハ乳母も涙くミ 三月扇
 庭もまた干ぬ残月の露 フ
蕣に鞠子を出るとろゝ汁 四月扇

 鹿のよふなる馬に曲禄 フ
毛氈の所/\に伽羅の塵 フ
 画師を取巻く三千の顔 五月扇
野も山もあらむ限りハ花の雲 フ
 かくて餘興も長き春の日 フ
作者(連衆)
蘿道・霞外・月扇