本堂に凉しい風か捨て有る | 蘿道公 |
日和を誉むる府中海道 | 仝 |
ぼくうだらのかゝらぬ体て?鴦駕 | 霞外公 |
行くなの異見糠に打釘 | 仝 |
御兜を召せハ乳母も涙くミ | 月扇公 |
庭もまた干ぬ残月の露 | |
蕣に鞠子を出るとろゝ汁 | 月扇公 |
鹿のよふなる馬に曲禄 | |
毛氈の所/\に伽羅の塵 | |
画師を取巻く三千の顔 | 月扇公 |
野も山もあらむ限りハ花の雲 | |
かくて餘興も長き春の日 |
- 作者(連衆)
- 蘿道・霞外・月扇
本堂に凉しい風か捨て有る | 蘿道公 |
日和を誉むる府中海道 | 仝 |
ぼくうだらのかゝらぬ体て?鴦駕 | 霞外公 |
行くなの異見糠に打釘 | 仝 |
御兜を召せハ乳母も涙くミ | 月扇公 |
庭もまた干ぬ残月の露 | |
蕣に鞠子を出るとろゝ汁 | 月扇公 |
鹿のよふなる馬に曲禄 | |
毛氈の所/\に伽羅の塵 | |
画師を取巻く三千の顔 | 月扇公 |
野も山もあらむ限りハ花の雲 | |
かくて餘興も長き春の日 |