画像を拡大する はつ時雨猿も小蓑をほしけ也 はせを 積る落葉の深き岨道 白壁に名たゝる家の眼に立て 臼搗音の響をり/\ ひとりてに飪の加減出来上り 舩荷か着て急にとよめく 新綿の相場のくるふ三日の月 淋しさつくる樣な秋風