松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

表(オ)

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文化二年乙丑七月
俳諧之連歌


何事のたとへにも似す三日の月
 露たつふりと菊の花薗
きり/\す折戸にちかく音伝て
 一順筥の使しハふく
河添の薮さハ/\と風さそふ
 夜のなくさミに呑習ふ酒
経る機に冬を覚へる指の先
 今麦蒔に畑いそかし