画像を拡大する 粟の穂にとゝかてまろふ鶉かな かたわれ月に画く雪遣り 秋の水かいやさにおかへ引越て 釼うつ手を遊セておく 飛車角行もわからぬ程にさし直し 夕べの雨か雹ともなる 行違ふ年の市人頬かふり 棒て杖つく松か一本