松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

表(オ)

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此人数下戸はなきかも紅葉狩

 月先つかゝる眉引の山
縣結にひしくひ渡る声もれて
 匍匐なからたはこをかき
翌ありと思ふ心の等閑に
 しれた寒さを口に度々
むつかしく湯殿に加減好也
 此ちろわけて出入た?なき