画像を拡大する 春といふものゝさむさや梅日和 白日庵 駒鳥の遠音の響く楼 湯気高くぬるむ筧の色見えて 怒るに安き転寝の肘 塵取の塵追廻す風の前 小庭の艸の行義の枝 文机を月に分ツて西東 只いつとなく扇忘るゝ 作者(連衆)白日菴(真田幸弘)