松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

表(オ)

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文化元年七月十八日
俳諧之連歌


勝角力東かたやおとこ山
 西へ落ちる弦の影
風の間を萩のうねりに露もちて
 気色ノかハる垣の内外
客ふりも流石に馴し取廻し
 印篭の朱の十徳を透
手拭の忽氷る寒かな
 いつも早速席のくつろき