画像を拡大する 地謡の行義調ふ扇かな 烏帽子の影の畏き全廃 撰集の三とせは反古の山なして 遠い所も便の折/\ ふたつ啼よつなく守むら烏 朝にかゝりて松の杖突 はつ鮭の鱗きらめく宵の月 はや帷子の風の身にしむ