画像を拡大する 文化元年七月十日 俳諧乃連歌 川向や樓船に扇置わすれ 眺望殊に昼の月影 床の間に金木樨ハかほらせて 従者の返辞のよくわかる也 つゝかなき凡百里の旅の空 またあたらしき鞦の泥 いそ/\と悦しさの年のくれ 催す斗さて降らぬ雪