画像を拡大する 文化元年甲子初穐 俳諧乃連歌 日くらしや入相の鐘の間はり 磨立たる朏の鎌 花薄風にあやなる色見へて 窓の簾の破て其侭 事そきし旅の調度の面白し 矢立の墨の水に扮引 五月雨も簔こしほとのおこたりは 爰らの杉の垂るゝ枝ふり