松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

表(オ)

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文化元年八月十八日
俳諧之連歌


名月や庭に墨画の松の影
 岩下る水も冷しき色
群渡る鳥の一連風添て
 調度/\も旅馴し人
湯上りの胡座とつかと緩やかに
 成ほと小春長閑なる空
石蕗の花莖高く咲揃
 くハへきせるて欄に彳