松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

表(オ)

画像を拡大する

文化元年十二月七日
俳諧之連歌


柴漬や枝をこほれて水の月
 氷の上を走る鵲鴒
善尽くし美を尽くしたる樓に
 胡座とつくと取上る簫
?ふらそくに?残少の透通り
 凉臺から續く薄縁
地をむ(もの誤字か)くる計に松の這廻り
 いつか?育つ錠(?)