松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

表(オ)

画像を拡大する
永き日やよい瓶もつて酒一斗
 柴の戸ほそや花に射壺
身籠りて鹿も寝所つくるらん
 旅の烏帽子に召替にけり
銀の鑷は月をふところに
 芦のほわたのちるも漸寒
材木の上ミへ/\と秋の汐
 往来のしけき無風晴天