松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

表(オ)

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文化二年閏八月廿二日
俳諧之連歌


待つ友のありてや眠る小田の丁
 几(兀の誤字?)山の端に月白き昼
閑なる秋を尋る魚提て
 箱それ/\に楽器入れたり
何百里末しら雲の船のうへ
 風のふきこそ分てはつ冬
置炬燵出しはかりの四畳半
 鎗槌の音走て聞ゆる