松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

表(オ)

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見る人も力競そ鶏合
 西も東もみな霞む山
春の旅いくら行ても暮兼て
 名所?古跡に石筆か減る
松の風杉のしらへを笑ひけり
 さめた飪の茶碗三ツ四ツ
文机も二ツに分て月の宴
 明れははらり枝折戸の露