画像を拡大する 文化二年五月二十六日 俳諧之連歌 關の戸のまた夜深きに水鶏哉 霽て又降る葉柳の雨 誰彼と試楽の人数調ひて 真昼の鐘の遠く聞ゆる 綻を縫いととまなき旅衣 西にかはりて良寒き風 朗に月代見ゆる山の間 今年煙草の脂の濃か