松代藩第六代藩主 真田幸弘(菊貫)の文藝

翻刻文書

表(オ)

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文化二年乙丑四月十八日
俳諧之連歌


土際の花に曇りて牡丹かな
 いろ/\の蝶出来て初夏
料理の間風吹ぬけなる窓明て
 日和のよきハ何に付ても
ゆく笠の沈む野末の別れ路
 山にも近く國ゆたかなり
月さして庭の箒目鮮に
 垣は真柴の通草年/\