大門は客来□□□@(虫損)@水道尻 | 白日 |
つまりさかなの粲酌に出す嫁 | 梅足 |
初て逢ふ縁者同士の近をかしくて | 貫環 |
雪に足掻く供待の馬 | 立葵 |
鶴の揚に手柄みせんと?餌の加減 | 太路 |
届る手紙はたと忘るゝ | 陸馬 |
榛の木の中を千住の戻り舩 | 馬隠 |
聟に約束せうと誉る子 | 簣十 |
桶伏へ貰ふ搗屋のたんこの火 | 梅足二 |
卯の花頃の月曇かち | |
初ほとゝきすきく耳へ蚊のひとつ | 白日二 |
他人と更にみえぬ看病 | 貫環二 |
野の梅も咲ぬと室の八重櫻 | 簣十二 |
午時の□□□@(虫損)@又しのきよし |
- 作者(連衆)
- 白日(真田幸弘)・梅足・貫環・立葵・太路・陸馬・馬隠・簣十