屋根舟へ襦袢投こむ春の汗 | 馬隠 |
猶かしましき陰間三人 | 斗涼 |
海汐煮を相圖女の出るつもり | 環川 |
謡をきけは江口さうなり | 梨東 |
別荘の牡丹に玄関立切て | 太路 |
□@(虫損)@てハ楽な如意を一腰 | 菊貫 |
松島に殖える日数の惜しまれす | 斗涼 |
遂言あてゝ降出した雪 | 杵十 |
無□@(虫損)@妻の料理の出来次第 | 梅足 |
隣知らすて祝ふ袖留 | 馬隠 |
牛一ツ留守して木曽の物詣 | 梨東 |
附子の花咲く兵の跡 | 環川 |
夕はへに弓張月のそりかへり | フ |
蜻蛉の中にノ野か骨柳 | 花足 |
- 作者(連衆)
- 馬隠・斗涼・環川・梨東・太路・菊貫(真田幸弘)・杵十・梅足・花足