霧くさい合羽を畳む八軒屋 | 白日六 |
上戸口にて責らるゝ下戸 | 貫環五 |
神軍むかしの事て今ハ何 | 陸馬七 |
仲人を入てたつる錦木 | 梅足六 |
玉に瑾沙汰ハない事丙午 | 白日七 |
何所か不〆尼寺の庫裏 | 太路四 |
盆の上水豆腐の出来上り | 陸馬八 |
馴誰た抓よく恩もしる | 仝九 |
いつとなく手を打やうに新分限 | 馬隠三 |
秋の最中か木曽の絶景 | 太路五 |
はら/\と月からこほす露少 | |
初陣の子のすさましき勇 | 貫環六 |
??紗綾も花羽二重ハ猶花そかし | |
昼から後の冴返不る旬 |
- 作者(連衆)
- 白日(真田幸弘)・貫環・陸馬・梅足・太路・馬隠