卯の花の雪に漸/\笑ふ不二 | 簣十六 |
娘の苦界本復の孝 | 莫牙七 |
髪梳せなからきのふの浚弾 | 白日七 |
伊勢の奉加は門並に附く | 陸馬四 |
寒梅の日向を子干狗に追回廻し | 梅足五 |
飯時継子たての子福者 | 白日八 |
ねらひ/\来る青蝿を打損し | 陸馬五 |
風呂の菖蒲のつゝく襟元 | 梅足六 |
折れ附に立て振はせ帯解せ | 白日九 |
絶えす祈の加田の淡島 | 陸馬六 |
重さうな足取をする磯の隺鶴 | 簣十七 |
篭城堅固?(白+僕-イ)くさい米 | 梅足七 |
一重より八重こなそ花といふならん | |
二まひつれくるひかゝりて蝶のかわゆき |
- 作者(連衆)
- 白日(真田幸弘)・簣十・莫牙・陸馬・梅足