田長鳥既に田舎も飢べし♯鰹♯ | 梅足五 |
夏蚕には風午時の一天 | 白日公五 |
憲清の昔の弓を竹の杖 | 花足五 |
江口に自現哥舞の諸菩薩 | 簣十五 |
隠されぬ悋気襖をたてた音 | 梨東五 |
五一の金?時にゐ(居)はる番頭 | 梅彦五 |
初しくれ塩瀬の服紗サア賣れて | 白日公六 |
鷹の目眼さしに供の小坊主 | 梅足六 |
媚し管絃月の冴る夜に | フ |
牡丹芙蓉の三千の絵図 | 花足六 |
御和睦に扶盧那の辨の使者か来て | 簣十六 |
甲州?鍋に今汲た鮎 | 梨東六 |
飴賣のチャルメラも是花の時 | フ |
春の夕暮啼く鳥は何 | フ |
- 作者(連衆)
- 白日(真田幸弘)・梅足・簣十・花足・梅彦・梨東