人なくハ八朔梅ハ素顔にて | 貫環 二 |
碁を打娘献立のうち | 梨東 |
雨しんと内てきく夜ハ恋し鳥 | 牛如 三 |
幻住菴の油とほしき | 陸馬 二 |
考か附て小首かしゆんとなり | 馬隠 二 |
頓て突出し硯中の龍 | 花足 三 |
孔雀の尾鏡の裏に年を経て | 陸馬 三 |
御難の餅に既の事?? | 簣十 二 |
むさうさに容体みせる相撲取 | 馬隠 三 |
月に照合ふ蝋の心ン切る | |
居風呂に名のある水を汲込て | 雲牙 三 |
大破なる元政の傘 | 梨東 二 |
花七日全く咲て散もせす | |
襦伴の脱てほしき暖 | 「陸馬 四 |
- 作者(連衆)
- 貫環・梨東・牛如・陸馬・馬隠・花足・簣十・雲牙