画像を拡大する 良夜 舟折〳〵海に一葉やけふの月 菊貫 ゝ 名月や沖に棹さす人は誰 嵐牙 高楼に不二見ゆる夜や今日の月 菊莚 名月や槙の雫の落るまて 杉羽 雁は田に馴染出来たるけふの月 田鏡 軸 秋や此月見て明す夜ハ足らす 夜庭 検校も須磨掻ならす月見哉 菊堂 安永三午仲秋/三輪筆 解説安永3年(1774) 作者(連衆)菊堂・夜庭・田鏡・杉羽・菊筵・嵐牙・菊貫(真田幸弘)