器量沙汰さらりと孝の娵撰ミ | 菊貫 |
役柄か役男耄(フケ)たり | 環川 |
溜るほと見下けた金の遣ひ道 | 梅足 |
痩我慢から初松魚買ふ | 杵十 |
斎坊主髪月額の隠し藝 | 斗涼 |
眼鏡の侭て老のうたゝ寝 | 馬隠 |
帆柱を二代請合山分限 | 梨東 |
巣鷹卸に新酒振廻フ | 太路 |
柴垣に石燈籠の月の影 | フ |
悟た?にも黄菊しら菊 | 菊貫 |
若後家のそぐわぬ珠数も操にて | 杵十 |
腹にある子か家の礎 | 梅足 |
猪猿も花を栖の公事三年 | 花足 |
麗過て内を外トなり | フ |
- 作者(連衆)
- 菊貫(真田幸弘)・環川・梅足・杵十・斗涼・馬隠・梨東・太路・花足